41 食事のマナーはご家庭で
食事のマナーは親が子供に教えて下さい。
箸の持ち方
お茶碗の持ち方
音を立てて食べない
肘をついて食べない
など、基本的なことは必ず教えて下さいね。
和食が世界的に人気があることはよく知られています。
その和食をいただくときの箸の使い方も、かなり熱心に学ばれるそうです。
箸を正しく使えることが一種のステータスであったりするほどです。
その和食の本場である日本で、日本人の私たちが箸を正しく使っていないと、どう思われるでしょうか?
また箸にはタブーとされていることが沢山ありますね。
そういったマナーを子供に伝えて下さい。
マナーは周りの方への思いやりの心ですから。
42 歴史を学ぶ
子供に歴史を学ばせるだけでなく、親が一緒に学ぶこともお勧めします。
勿論、過去の出来事を丸暗記するわけではありません。
「歴史を学ぶのは、未来に対する洞察力を磨くこと」とある本に書いてありました。
まさにその通りだと思います。
歴史とは過去から現在、そして未来へと続いているものです。
そして、今を知るためにも歴史を知ることは欠かせません。
例えば、なぜ戦争が起こったのか。
歴史を知らなければ全くわかりません。
過去に犯した過ちを繰り返さないためにも、歴史を知ることは重要です。
私たちの国、日本が更によくなるよう考える時にも、どのようにして今の日本の構造ができあがったのか、その歴史を知る必要があると思うのです。
歴史を学び、その上で自らの生き方、進むべき道を考える。
「歴史を学ぶ」とはとても素晴らしいことだと思いませんか。
是非、子供を導いてあげて下さい。
43 1円を大切にする気持ち
世の中不況と言っても、今日食べるものに困るような方は少なく、まだまだモノが溢れているようにも感じます。
そんな中、是非とも子供に伝えていただきたいのが、1円を大切にする気持ちです。
たかが1円、されど1円。
買い物をする時、1円でも足りなければ買うことはできません。
そしてその1円を稼ぐということは簡単ではありません。
日本人はお金について表立って話すことを避ける傾向がありますが、外国には学校の授業で資産運用について教える国もあるほどです。
人が生きて行くためにお金は必要不可欠です。
そのお金の意味や大切さ、お金を得るためにはどうしたらいいか?
ということを子供に伝えて下さい。
同時に、お金では手に入れられないもの、お金には変えられないものの存在も必ず伝えて下さいね。
44 「みんなが持っているから」
「みんなが持っているから」
子供が何かをねだるときによく使う言葉です。
けれども、みんなが持っているから、というのは理由になりません。
大多数の友達が持っていても、実は必要ないものは沢山あります。
何かを手に入れるためには、確固とした理由が必要です。
相手を説得するに足る理由です。
それがあると何ができるのか、それで何をしたいのか、逆にそれがないとどの様に困るのか、また、どういった利点や効用があるのか、など説明できなければなりません。
自分の欲求や要望を通したり理解してもらうためにはどうしたらいいのか?
どういった手順を踏む必要があるのか?
そういうことを子供の年齢に応じて教えて下さいね。
45 家庭の方針
家庭の方針は決まっていますか?
各家庭ごとに方針が違うのは当然です。
「方針が決まっている」とは、一度決めた方針を変えてはいけない、という意味ではありません。
父親と母親の方針が同じかどうか?ということです。
父親も母親もそれぞれ別の人格を持っていますから、考え方がまるきり同じということはないでしょう。
それでも、子供が大きくなり、自分で考え、判断できるようになるまで、家庭の方針は統一していただきたいのです。
例えば、
母親が「中学受験しましょう」と言ったのに
父親が「別に受験しなくてもいいんじゃないか」と言ったらどうなるでしょう。
多くの子供は自分にとって都合が良い、ラクな方を選ぼうとするのではないでしょうか。
このような状態で受験勉強を始めたとしても、子供はどこか納得できず、心に疑問を抱きながら勉強することになりかねません。
そんな状態はよくないと思いませんか?
ですから、親もよく話し合って方針を決めて、子育てをして下さいね。
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