36 本を読む
最近、本を読まれたのはいつですか?
お子さんは本を読んでいますか?
活字離れが社会問題のひとつとされています。
では読書の意義とは何でしょう?
子どもの読書活動の推進に関する法律では
「読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないもの」と記されています。
具体的にどんな効用があるのでしょうか?
小さい子供に本を読み聞かせることで、親子でその本の世界を共有できます。
自分で本を読むようになると、本の世界の疑似体験ができます。
活字に触れることで語彙が増えます。
文章から情景を思い浮かべることにより、想像力を養います。
活字だけの本を読むのは気乗りがしないようでしたら、最初は漫画や雑誌を読むことから始めてもいいと思います。
娘が小学生の頃「よくそんなことを知っているな」と思ったら、その知識は漫画から得たものだった、ということがありましたから。
家庭で「読書の時間」を設けてみるのもいいかもしれませんね。
37 いじめない
人をいじめない。
こんな当たり前のことができない人がいるようです。
子供の間だけでなく、親の間や職場でもいじめがあるというのですから、実に嘆かわしいです。
では、なぜ人をいじめてはいけないのでしょうか?
反対に自分がいじめられたらどんな気持ちがしますか?
嬉しくありません。嫌な気持ちがしますね。
自分が嫌だと思うことは人にしてはいけません。
だからいじめてはいけないのです。
いじめられる側にも理由がある、と聞いたりしますが、それは正当な理由でしょうか?
「多くの人と違うから」
人と違うから、というのは理由にはなりません。
ひとりひとり皆違います。
また、自分の価値基準を人に押し付けるのは、自分勝手な考えではないでしょうか。
本能として人間の心の奥底に残酷性があるとしても、それをコントロールできるだけの知性と理性を育てて下さい。
そのためにも、家庭では十分な愛情を子供に注いで下さい。
38 誕生日に感謝を伝える
皆さんは誕生日をどんな日として捉えていますか?
「お誕生日おめでとう!」と周りの人から祝ってもらう日、と思っている子供が多いと思います。
もちろん、自分が生まれた大切な日です。
おめでとう!とお祝いをしてもらうのはとても素敵なことですね!
同時に、母親が自分を産んでくれた日でもあります。
両親に「産んでくれて、育ててくれてありがとうございます」という感謝の気持ちを伝える日だと思いませんか?
先日、知人が自分の誕生日に、感謝のメッセージとともに母親にプレゼントを贈っていました。
彼女は「誕生日に親へプレゼントを贈ることが、バレンタインデーのように皆の習慣になったらいいな」と言っていました。
自分の誕生日に親や周りの人へ感謝の気持ちを伝える。
子供が小さい頃から、親のそういう姿勢を見せて伝えていく。
すると、誕生日は感謝を伝える日である、と子供が自然と理解し、その感覚が身に付く。
そうなったらとても素晴らしいですね。
39 感情表現は大切
子供の感情を共有していますか?
子供が喜んでいるときに一緒に喜ぶ。
悲しんでいるときに一緒に悲しむ。
自分の感情を共有してくれる人がいると、さらに豊かな感情表現ができるようになります。
新入社員研修をされている方に話を伺うと、昨今は無反応な人が多いそうです。
「聞いているの?」「あなたのことを言っているのよ!」
と声を掛け、確認しなければならないほどだそうです。
ある時期、感情を露わにすることが「恥ずかしい、格好悪い」と思うからでしょうか。
感情表現がないと機械のように冷たい印象を与えてしまうかもしれません。
それは社会で生きていく上でマイナス面が多いのではないでしょうか。
美味しいものを食べたときには「美味しいね」
喜んでいるときには「わ~嬉しい!」
と感情表現ができると、温かい、好印象を与えると思いませんか?
40 家庭は一番居心地の良い場所
家庭を、子供が最も安心できる、安全な場所として下さい。
自分を100%受け入れてくれる場所
最も落ち着く場所
外で傷ついた心を癒す場所
パワーをチャージできる場所
そういった絶対的な場所があると、子供は思いきった挑戦、チャレンジができるのではないでしょうか?
お友達と遊ぶのが楽しい!
学校が楽しい!
そして、一番好きな場所は自分の家!!!
というのが理想ではないでしょうか?
家庭を、家族にとって居心地の良い場所とするためには、家族間のコミュニケーションを密にとることも大切です。
お互いを認め合い、話し合い、より素敵な家庭を築いて下さい。
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