21 オーケストラ鑑賞に行きましょう。
オーケストラはさまざまな楽器から構成されています。
弦楽器ではヴァイオリン、ヴィオラ、チェロそしてコントラバスと、高い音から低い音まで幅広い音色が奏でられます。
管楽器もフルートやクラリネット、トロンボーンなど、それぞれ特徴のある楽器がありますね。
これだけではありません。
衝撃的な大きな音を出す打楽器のシンバル、柔らかな音のハープなど、まさに音の集合体です。
この沢山の種類の音を奏でる集合体に向け、ベートーヴェンやモーツァルトなど世界中の作曲家が数え切れないほどの曲を作り上げました。
歓喜を表すのみならず、オーケストラは人間の抱く怒り、恐れなどあらゆる感情を表現しています。
言葉では言い表すことが難しい微妙な感情も、音楽は表現してくれるのです。
芸術は、人間の心の奥底に問いかけてくれます。
是非、これらの体験を通して、親子共に更なる豊かな感情を育てて下さいね。
22 子供は親の思う通りにはならない。
子供は親の思う通りにはなりません。
親は、子供にとってよかれと思い色々なことをしますね。
にもかかわらず、親の思うような結果とならないこともあるのです。
それは当然なのです。考え方は人それぞれ違うのです。
子供は親とは別の個性を持った一人の人間なのですから。
子供が親の意に反しても、親というものは子供の状態を受け入れて対応しなければならないのです。
親には子供を育てる責任があるのですから。
子供が自分の将来について考え始めたら、まずその考えを尊重して下さい。
人として間違っていることでない限り、応援して下さい。
子供が挑戦する前から「それは無理なのではないか?難しいのではないか?」と言ったり、決めつけたりしないで下さい。
「親というものは、子供にとって一番の理解者、応援者であって欲しい」
そう願います。
23 機会を活かす。
ちょっと親の手間が増えるかもしれませんが、子供の経験も増やせますし、週末、親子で行動してみませんか?
平日忙しい親が、週末、家でゆっくりしていたいと思う気持ちはわかります。
でも、今しかできないことも多いのです。
子供に手がかかる、子育ての時間は長くはありません。
機会を見つけてそれをフルに活かして欲しいのです。
インターネットで検索すると、色々なイベントが見つかります。
費用もかからず体験できるイベントもかなりあるようです。
子供が自分にあった道を見つけるために、豊富な選択肢を知っているにこしたことはありません。
また、偶然巡りあった出来事が、その後の人生に多大な影響を与えるということもあるのです。
是非、機会を活用してみて下さい。
親にとっても新たな発見があったり、親子共に成長が期待できたりします!
24 判断基準を持つ。
現代は情報社会ともいわれ、巷には情報が溢れています。
テレビ番組で
「○○が体に良い!」
という情報が流れると、あっという間に○○が売切れ、品薄になることも…
それでいいのかしら?と疑問視してしまいます。
もちろん、テレビで流れた説明を聞いて理解し、納得した上で購入している方もいらっしゃるでしょう。
けれども、なかには情報を鵜呑みにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
人が良いと言ったから何の疑いもなく取り入れるのではなく、親が自分の頭で考えて納得したものを取り入れる。
周りに流されない。自分の判断基準を持つ。
親として、一人の人間としてそうあっていただきたいと切に願います。
25 日本を知る。
グローバリゼーション、グローバル化が謳われて久しいです。
海外へと意識が向かいがちですが、日本について再確認していただきたいと思います。
外国を訪れた際、日本のことを尋ねられたけれど、うまく説明できずに恥ずかしい思いをした、という話を聞くことがあります。
国際社会で活躍する人となるためにも、まずは日本の伝統、文化を知る必要があると思うのです。
日本の文化遺産について。
日本の芸術家について。
日本の歴史について。
そういったことを意識しながら子供を育てていって下さいね。
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