PROPOSAL03

11 人に迷惑をかけないよう心がける。

人に迷惑をかける行為は街中でよく見かけます。

電車の中で、子供が座席に座って窓の外を見ているのに、靴を脱がさずにいる親。

おしゃべりをしながら、2人並んでベビーカーを押して道を歩いている親達。

自分では、大したことはない、何の問題もないと思っている行動が、実は人に迷惑をかけている場合があるのです。

親がそのような考えをし、行動をとっていると、知らず知らずのうちに子供もそのように考え、行動するようになります。

これらは周囲に対する配慮不足です。

第三者の視点で自分の行動を省みると、自分の行動を人がどう受け取るのかわかりますね。

そうすることにより、行動する際、人の気持ちを考えられるようになり、周囲に対する気遣いができるようになるのです。

人に迷惑をかけない、ということを親が常に心がけ、その姿を子供に見せることによって、子供は、自然と気遣いのできる優しい人へと育っていくことでしょう。

12 外でゴミを捨てない。

「ゴミを捨てないで下さい」という看板が立っている空き地に、小さなゴミ袋が沢山放置されていることがあります。

なかには粗大ゴミのような大きな物まであったり…

外出中に出たゴミを、外に設置されているゴミ箱に捨てることは構いませんが、ゴミ箱がないところに、自分が出したゴミを放置するのはいけません。

紙ゴミ1つ、空き缶1つ…

自分が1つ位ゴミを放置しても問題ないだろう、と思うのかもしれませんが、みんながそう思って1つずつゴミを捨てたら物凄い量になってしまいますよね。

また、放置されたゴミはいったい誰が片づけるのでしょうか?

家の中で出たゴミは、ゴミ箱に入れ、ゴミ袋にまとめ、ゴミ収集車に回収してもらいます。

外で出たゴミも同じです。

ゴミを放置すると罰金が科せられることもありますが、罰金が科せられるからではなく、自分が出したゴミだから、責任を持って片づけるという気持ちを持って欲しいのです。

外でゴミを捨てない。

そういった公衆道徳、守るべき社会的規範を、子供が幼い頃から、親が身をもって教えてあげてくださいね。

13 お手伝いをさせる。

現代の子供達は忙しいようです。

習い事、宿題、予習、遊び等々…

時間がないかしら?と思っても、お手伝いはさせましょう。

お手伝いは、子供が小さな頃から習慣化することが大切です。

家族の一員として、自分ができることをするのは当然ですね。

家族は小さな社会です。

一人ひとりが大切な役割を果たして、社会は成り立っています。

お手伝いをすることで、社会を理解する第一歩となるのです。

小さな子供ができるお手伝いってあるかしら?

などと悩むことはありません。

食事の前に、食器を並べる。食事の後に、使った食器を下げる。

朝、新聞を郵便受けからとってくることも立派なお手伝いです。

掃除のお手伝いも色々ありますね。

そして、お手伝いをした子供には「ありがとう!」と声をかけることを忘れずに!

14 時間を守る。

現代は携帯電話が普及し、人と待ち合わせをする形態が多様化しています。

約束の時間に遅れそうな時は、メールや電話で簡単に相手に伝えられます。

だからといって、時間にルーズになってはいけません。

電車の時間に間に合わなければ、電車に乗り遅れます。

学校や会社の始業時間に間に合わなければ、遅刻となります。

ビジネスではオンタイム(時間通り)が良いとされていますが、そうするためには、余裕をもって行動する必要があります。

時間を守るということは、約束を守るということ。

つまり、時間を守ることは、人から信頼されるための第一歩なのです。

子供が小さい頃から、時間を守ることの大切さを教えて下さい。

小さなことの積み重ねにより、人からの信頼を得られるのです。

時間を守るということは、人と接するための基本です。

時間を守るという簡単なことから実行していきましょう。

15 交通ルールを教える。

自動車を運転していると、車道の右側走行している自転車、無灯火の自転車が多いことに驚きます。

おそらく自転車を運転している方は気付いていないのでしょうが、とても危ないですね。

「無灯火でも周りが明るければ、見えるでしょう?」

「車道の右側を走行したほうが、向かいから走ってくる自動車が見えてよいでしょう?」

実はそれは違います。

自転車は車道の左側を走行すること、夜間はライトを点けること、これらは交通ルールとして決まっているのです。

また、交通ルールはそれぞれに意味があって決まっています。

更に驚いたことに、生活する上で欠かせない交通ルールを知らない方が多いようです。

学校によっては課外授業で交通ルールを教えることもありますが、全ての子供にそのような機会があるわけではありません。

歩く時も、自転車に乗る時も、生活する上で密接に関係してくる交通ルール。

この交通ルールを、親が責任を持って子供に教えて下さいね。

続きはこちら