11 人に迷惑をかけないよう心がける。
人に迷惑をかける行為は街中でよく見かけます。
電車の中で、子供が座席に座って窓の外を見ているのに、靴を脱がさずにいる親。
おしゃべりをしながら、2人並んでベビーカーを押して道を歩いている親達。
自分では、大したことはない、何の問題もないと思っている行動が、実は人に迷惑をかけている場合があるのです。
親がそのような考えをし、行動をとっていると、知らず知らずのうちに子供もそのように考え、行動するようになります。
これらは周囲に対する配慮不足です。
第三者の視点で自分の行動を省みると、自分の行動を人がどう受け取るのかわかりますね。
そうすることにより、行動する際、人の気持ちを考えられるようになり、周囲に対する気遣いができるようになるのです。
人に迷惑をかけない、ということを親が常に心がけ、その姿を子供に見せることによって、子供は、自然と気遣いのできる優しい人へと育っていくことでしょう。
12 外でゴミを捨てない。
「ゴミを捨てないで下さい」という看板が立っている空き地に、小さなゴミ袋が沢山放置されていることがあります。
なかには粗大ゴミのような大きな物まであったり…
外出中に出たゴミを、外に設置されているゴミ箱に捨てることは構いませんが、ゴミ箱がないところに、自分が出したゴミを放置するのはいけません。
紙ゴミ1つ、空き缶1つ…
自分が1つ位ゴミを放置しても問題ないだろう、と思うのかもしれませんが、みんながそう思って1つずつゴミを捨てたら物凄い量になってしまいますよね。
また、放置されたゴミはいったい誰が片づけるのでしょうか?
家の中で出たゴミは、ゴミ箱に入れ、ゴミ袋にまとめ、ゴミ収集車に回収してもらいます。
外で出たゴミも同じです。
ゴミを放置すると罰金が科せられることもありますが、罰金が科せられるからではなく、自分が出したゴミだから、責任を持って片づけるという気持ちを持って欲しいのです。
外でゴミを捨てない。
そういった公衆道徳、守るべき社会的規範を、子供が幼い頃から、親が身をもって教えてあげてくださいね。
13 お手伝いをさせる。
現代の子供達は忙しいようです。
習い事、宿題、予習、遊び等々…
時間がないかしら?と思っても、お手伝いはさせましょう。
お手伝いは、子供が小さな頃から習慣化することが大切です。
家族の一員として、自分ができることをするのは当然ですね。
家族は小さな社会です。
一人ひとりが大切な役割を果たして、社会は成り立っています。
お手伝いをすることで、社会を理解する第一歩となるのです。
小さな子供ができるお手伝いってあるかしら?
などと悩むことはありません。
食事の前に、食器を並べる。食事の後に、使った食器を下げる。
朝、新聞を郵便受けからとってくることも立派なお手伝いです。
掃除のお手伝いも色々ありますね。
そして、お手伝いをした子供には「ありがとう!」と声をかけることを忘れずに!
14 時間を守る。
現代は携帯電話が普及し、人と待ち合わせをする形態が多様化しています。
約束の時間に遅れそうな時は、メールや電話で簡単に相手に伝えられます。
だからといって、時間にルーズになってはいけません。
電車の時間に間に合わなければ、電車に乗り遅れます。
学校や会社の始業時間に間に合わなければ、遅刻となります。
ビジネスではオンタイム(時間通り)が良いとされていますが、そうするためには、余裕をもって行動する必要があります。
時間を守るということは、約束を守るということ。
つまり、時間を守ることは、人から信頼されるための第一歩なのです。
子供が小さい頃から、時間を守ることの大切さを教えて下さい。
小さなことの積み重ねにより、人からの信頼を得られるのです。
時間を守るということは、人と接するための基本です。
時間を守るという簡単なことから実行していきましょう。
15 交通ルールを教える。
自動車を運転していると、車道の右側走行している自転車、無灯火の自転車が多いことに驚きます。
おそらく自転車を運転している方は気付いていないのでしょうが、とても危ないですね。
「無灯火でも周りが明るければ、見えるでしょう?」
「車道の右側を走行したほうが、向かいから走ってくる自動車が見えてよいでしょう?」
実はそれは違います。
自転車は車道の左側を走行すること、夜間はライトを点けること、これらは交通ルールとして決まっているのです。
また、交通ルールはそれぞれに意味があって決まっています。
更に驚いたことに、生活する上で欠かせない交通ルールを知らない方が多いようです。
学校によっては課外授業で交通ルールを教えることもありますが、全ての子供にそのような機会があるわけではありません。
歩く時も、自転車に乗る時も、生活する上で密接に関係してくる交通ルール。
この交通ルールを、親が責任を持って子供に教えて下さいね。
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